平成27年11月27日(金)岩手県釜石市へ視察へ行ってきました。
【視察参加者】4人:医師1人、コーディネーター2人、市役所職員1人(他、沖縄市役所3人、東京大学1人も同行しました)
今回、全国でも先進的な取り組みをされている釜石市在宅医療連携拠点「チームかまいし」の視察を行いました。釜石市は2011年の東日本大震災で甚大な被害を受け、私達の想像を超える程の困難な状況から「復興を内包した地域包括ケア」を構築していました。多職種連携の取り組みでは、一時連携(同職種の連携)、二次連携(職種同士の連携)、三次連携(多職種連携)、垂直連携(病期に応じた切れ目のない連携)、水平連携(患者の生活を支える多職種連携)で役割分担を明確化し、一つ一つの連携を丁寧に調整することで、実践的・協働的な現場(臨床)レベルの連携を構築していました。専門職の皆さんの「連携を通して仕事が楽しくなり、良い関係を築く事ができた」と話す笑顔が印象に残りました。
釜石市の皆様には、お忙しい中視察を受け入れていただき、心から感謝申し上げます。そして、釜石市ならびに岩手県、東北の更なる復興をお祈り致します。ありがとうございました。
(釜石市保健福祉センター屋上からの風景)津波で倒壊した住宅跡地が駐車場や空き地へと変容している様子が確認できました。
(事業説明の様子)
(大槌湾を一望する宝来館敷地内に建てられた慰霊の鐘)